診療支援システムAlpha(アルファ)導入について

診療支援システム Alpha(アルファ)導入について

平成23年1月7日


電子カルテ導入の経緯

第一診察室・第三診察室

 当院は昭和29年に開設された歴史ある病院です。これまでの診療録は8000人分を超えており、長期に経過する患者様のカルテは、1人分でも荷車が必要なほどです。平成16年の病棟新築でカルテ庫を大きく設けましたので格納スペースに問題はありませんが、いざ、長期入院中の患者様のカルテを見ようとすれば大がかりなカルテ移動を伴いました。昔から診療に携わっていたベテラン医師や看護師は、それらに書かれている情報を経験から記憶しており、改めて読む必要性をそれほど感じなかったかもしれません。
 しかし定年退職などで経験の長いスタッフも少なくなりました。新人スタッフが診療録を読み起こそうと思っても、莫大な情報を前に読む時間もとれず、書かれている文字も読めない…。また、診療録が一元化していても、部門がインデックスで区切られ、全体像を把握しづらいという問題もありました。情報を使うために大変なエネルギーを要しました。急性期の入院期間が極端に短くなる今日、タイムリーに情報を共有しより高いレベルの精神科医療を提供するためには電子カルテが必要でした。


病棟

精神科向け診療支援システムAlpha

 当院が導入した「精神科向け診療支援システム Alpha(アルファ)」は、当院の独自性に対応できる電子カルテで、運用支援業者と病院スタッフでセットアップできる優れものでした。1年前に九州内で導入している病院を見学させて頂き、Alpha(アルファ)導入を決定しました。

Alpha(アルファ)の特徴

・治療歴、職歴、学歴、エピソードをグラフ化して表示する。
・短時間で情報把握ができる。
・各種の文章自動作成機能、文章自動生成。
診断書など文書管理機能、文書の確認も簡単。
密接な部門間連携。カルテ記事と看護記録や作業療法などの
 記録簿の内容を統合して表示可能。非表示も可能。

詳しくは、株式会社ベータソフト製品情報へ
http://www.betasoft.co.jp/product/index.html


 導入準備委員会を発足し、ワーキングメンバ一を中心として9ヶ月間の準備にあたり平成21年6月15日に運用を開始しました。開始から約6ヶ月でなんとか軌道に乗ったと感じることができました。スタッフの頑張りはもちろん、多くの病院様や業者様のお力添えを頂いたおかげでなんとか導入できたと思います。ご協力いただいた皆様に大変感謝致しております。システム構築は大変さを伴うものですが、成し遂げたことはスタッフ全員の大きな自信となりました。今ではスタッフの殆どがこれほど便利なツールはないと思うほどですから、苦労の甲斐は十分にあったのではないでしょうか。今後も「患者様のためのIT化」実現のため、日々システムの運用改善に努め医療サービスの向上を目指して参りたいと思います。


【導入の流れ】
H21年8月 導入準備委員会を設置
H21年1月 パソコン研修(初心者)
    2月 電子カルテ操作教育(全職員)
    3月 リハーサル運用
    4月 テスト運用(外来予約システム稼働)
    5月 最終調整
    6月 紙カルテと電子カルテを併用(2週間)
        電子カルテ稼働 、一般撮影、CT画像のデジタル化



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