『認知症カフェ』 第12回が開催されました
『認知症カフェ』 第12回が開催されました
3月27日に第12回認知症カフェを開きました。
今回は17名の方が参加されました。
参加がはじめての方が4名いらっしゃいました!うれしいです(^-^)
アイスブレイクは心理師が担当しました。
文字の並び替えをしましたが、回答も早かったです。
次回は少し難しめに?かなぁ。


今回は、大口・菱刈包括支援センター認知症地域支援推進委員の添田一二美氏と西本みき氏に「認知症支援者からパートナーヘ~将来に備えて知っておきたいこと~」というタイトルで講話をしていただきました。
認知症に対する伊佐市の施策と取り組み、認知症地域支援推進委員の役割や症例などをあげ説明していただきました。 とても興味深い内容でした。
参加者からは、「家族が認知症を患ったとき、初めの相談場所がわからなかった。」とのご意見もあり、実際、地域包括支援センターを利用したことがある参加者は2名で、地域包括支援センターの役割の周知がまだまだ十分ではないのかなとも感じました。今後もこのような機会を設け、多くの市民に知っていただくことが必要だと思いました。

この講話を聞いた後、様々なご意見を頂きそれぞれのテーブルで談話を楽しんでおられました。認知症カフェを開催している私たちにもとてもうれしいご意見もありました。
☆カフェ参加しても今の気持ちを伝えて良いか解らない。テーブルに座っていると、スタッフが話しを聞きに来てくれた。とても嬉しかった。
☆大口病院は敷居が高くて来たことがなかった。一人暮らしで他者との関わりが少ないからカフェに参加出来て楽しいと感じた。
☆何度か重ねて利用するようになり、カフェに慣れていろいろ聞きやすくなり、学びも多く良かったです。
☆高齢者は人に会うことが大切。外へ出て行くことが大事。挨拶や会釈だけでも元気になれる。閉じこもっている方を少しでも外に出す機会を与えたい。
などなど他にもたくさんご意見をいただきました。



さて、スタッフもテーブルについてお話を伺っているときに、ひとつ気になるコメントを頂きましたのでご紹介します。
今回、包括センターが配布した資料の一つに、「認知症チェックリスト」がありました。それに対して「このようなチェックリストだけで認知症の早期発見に繋げないでほしい。あなたは早期の認知症ですよというレッテルを貼られるようだ。」「認知症チェックがいくつ当てはまれば認知症の診断がつくのか?」と言われました。このようなパンフレットをいろんな場所でもらうとのことです。確かにそうです…。
認知症チェックだけでは診断はつきません。診断までには診察やいろいろな検査をして総合的に診断されます。「最近忘れっぽいな~」など気になったときに?利用する道具です。当てはまる項目があるから認知症ということではなく、まずは自分で簡単にできるチェックリストとお考え下さい。
最後に、認知症地域支援推進員 添田氏・西本氏からも参加した感想を頂きました。
「伊佐市の委託先である、「しあわせカフェミモザ」は専門職のいる強みを活かして、認知症の人や家族が孤立しないよう気軽に相談出来る環境が作られていた。講話を行ったことで委託先と認知症カフェの目的について協働出来、適切なサービスや専門職と繋がる為の連携強化となった。伊佐市の取り組みを知ってもらう事や認知症への理解を通して、認知症になっても安心して暮らせる地域として、地域及び人との繋がりが徐々に広がっていけるよう認知症地域支援推進員として活動を行なって行きたい。」
これからも連携をとって認知症になっても住みやすい地域つくりに貢献したいです。添田さん、西本さんありがとうございました。
そして参加してくださった皆様ありがとうございました。
※参加者の方の了承を得て画像掲載しております