『認知症カフェ』 第22回が開催されました

『認知症カフェ』 第22回が開催されました

2月18日認知症カフェを開催しました。お天気もよく初めての方5名を含む15名の参加でした。包括からの紹介や、大口病院のホームページを見て参加してくださった方もいらっしゃいました。
今回の講話は、<わたしの想い~受けたい医療・ケア~>というお話でした。


まずは、アイスブレイク。
心理師の片岡さんが準備してくれました。
2月といえば、節分、バレンタインデーなのですが...

これをご存じですか?
柊の枝に焼いたいわしの頭を刺した魔よけ「柊鰯」。この柊鰯を節分に飾るのは、「季節の節目には、その節目の隙間から災いが訪れると言われており、それを防ぐためのさまざまな風習があります。節分に魔よけとして柊鰯を飾るのもそのひとつです。柊は、棘の痛さで鬼を追い払うため、いわしの頭はその臭気で鬼を寄せ付けないようにするため、などと言われています。」だそうです。アイスブレイクの前から興味深~い話!をしてくれました。


本日のアイスブレイクは「お魚漢字クイズ」
魚を漢字で書くと?

ではなく、この漢字何と読みますか?という問題でした。
それぞれにヒントがありましたので、答えはわかるのですが、なぜ、魚へんにその漢字?の意味を知るととてもおもしろいな~と思いました。ただし、諸説あり!です。面白くて自分でも調べましたが、まぐろが鮪なのにもいくつも説がありました。
あまりに面白かったのでこんなに文字数を割いて説明してしまいました。

 

鱈・鰹 ⇒ 12月の師走、冬の雪、どちらも冬に美味しいお魚

柳葉魚 ⇒ かつおぶしがめちゃくちゃ堅いかららしいです

...どうです?読めますか~?

皆さん解答が早かったです

 

【講話】<わたしの想い~受けたい医療・ケア~>

ACP(アドバンスケアプランニング)という言葉を聞いたことがありますか?ACPは愛称「人生会議」、厚労省のホームページでも詳しく紹介されていますが「もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組み」のことです。今回は時間が30分程度なので紹介といった内容になってしまいましたが、その取り組みについて話をしました。

なんだか「もしものときのためって縁起が悪い」って思われるかもしれませんが、自分の家族のことを思い浮かべ「自分の大事な人のこととして考えてみる」と「なるべく本人が望むように...」と考えますよね。
突然の病気や事故、認知症などで「自分のことを自分で決める」ことができなくなってしまうことがあります。家族や周囲の人が困惑せずに、自分の意思を尊重した治療を選んでもらうためには、準備をしておくことが大切です。決めなくてもいいのです。たくさん話をすることが大切です。<あなた>のことを知っているみんなで話しながら、迷いながら<あなたの想い>を託します。結論を出すのではなく過程が大切です。一度決めたことを変えてもいいのです。気持ちは変わりますから...ということです。

講話が済んでからの談話では、いろんな話がきけたので少し紹介します。

・いずれは必ず自分にも起こること。みんな環境も考えも違うので、途中で変化してもいいということが聞けて良かった。ほっとした。
・10年前から親や子供たちといろいろ話をしている。本を買って勉強もした。「縁起でもない」というイメージではなく「何がしたいのか、どうすごしたいのか」そうしたことから話すことで自然と話ができるようになっている
・難しいけれど、家族と話してみることは大事。

などなど…

また、講話とは直接関係はありませんが、談話の時間は職員と話をすることで悩みを相談できたり情報をもらったりし、ほっとした方もおられました。また、「もっと多くの方に興味をもってもらえるように広報したらよいと思う」と感想もいただきました。
これからも認知症カフェに足を運んでいただけるように、広報とそして興味深い話をこれからも提供できるように励みます。

下の写真は講話中の写真です。皆さん、真剣です。
皆さまご参加ありがとうございました。

 

※参加者の方の了承を得て画像掲載しております

2023年03月01日