『認知症カフェ第30回』が開催されました

2月18日に認知症Caféを開催しました。寒い中ではありましたが、 10人の参加者と大口包括支援センターの職員1名の合計 11名でcafé開始しました。

まずは、アイスブレイク。今日は、重度認知症デイケアで作業療法士をしている嶽本さんが担当しました。【肩こり・首こり解消ストレッチ】をみんなでやってみました。

日頃、スマホやパソコンを使用しているせいかパンパンの肩も、こちこちの首も嶽本さんの号令のもと大きく腕を回したり、上を向いたりのばしたり、終わるころにはすっきりしていました。いつでも、ちょっとした時間にストレッチをするとよいのですが、なかなか機会がないとやりませんよね~

最後は深呼吸をしてすっきりしました。こんなこと、あんなこと・・・です。

講話は、『ACP 人生会議 ~伊佐市の(最近更新版を作成中の)『私の連絡帳』で考えてみる~ 』という話をしました。

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは、『もしものときのために、自分が望む医療やケアについて、前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組み』のことです。

今回は、平成30年に伊佐市が作成した≪私の連絡帳≫を使って私の場合はどうだろう??と皆様に一緒に考えて頂きました。

もしものときのことを考えるのは、縁起でもない話でもあるわけですが、万が一、自分の意思を伝えられない状況に置かれた時でも、何かに書き記したり日頃から話題にしたりすると、『このように考えていたんだ・・』と自分の思い・意思を尊重して決定が必要な場面で決めていってくれます。

書き留めることで自分の思いも整理できるし、家族の方も思いを知ることができる、そんな手帳なんですね。

講話の後も、
「夫に自然に話を切り出すにはどうしたらいいか・・・」
「自分は大学ノートに自治会のこと、納骨堂の管理費のことなどの書類にない口頭で聞いた決まり事などもすべて書き留めている・・・」
「自分が病気になったことで、今後のことをより考えたり、準備が必要になると思った」
などご意見や感想を頂きました。

一度書いたものも状況が変われば<この先どうしたいか>も変わります。

変わっていいんです。

伊佐市は、今年令和7年バージョンを作成していて、それも時間の経過と共に3パターン(~年後)ほど追加で書けるような様式を検討しているようです。

私は、母とは日頃から話ができていますが、父とはなんとなく話ができない気がして話していません。話すタイミングは、難しいものですね。

できあがったら周りの人にも紹介して【令和7年度版 私の連絡帳】を活用してみたいです。

また、今日の参加者の方には、「3年ぶりに参加してとても充実した時間が過ごせた」とおっしゃっていただけました。ありがとうございました。とてもうれしかったです。

来年度は、内容は決まっていませんが、第1回目は5月くらいを考えています。

また、参加してくださいね。

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